装置の開発・発注の背景

導入

食品製造業界において、製品の品質管理は生産プロセス全体の信頼性を支える重要な要素です。
特に、出荷前の最終段階で行われるバーコードの検査は、誤った製品が市場に出回るリスクを最小限に抑えるために欠かせない工程となっています。
これまでのバーコード検査装置では、特定の製品に対して処理能力や検査精度に限界が見られることが多く、製造ラインの効率を阻害する要因となっていました。
こうした背景から、イシダテックは最新のバーコードリーダー技術を採用した「バーコード検査装置」を開発し、精度の高い検査と生産効率の向上を同時に実現するためのソリューションを提供します。

概要

「バーコード検査装置」は、コンベア上を搬送されるカップ味噌汁などの製品に付与されたバーコードを高速で検査し、不適合品や不良品を自動的にラインから排斥する機能を持つ装置です。
バーコードリーダーを4台搭載し、複数の製品に対応可能な設定が施されています。
さらに、排斥対象品にはバーコードの読み取りエラーだけでなく、転倒した製品や上蓋が外れた製品も含まれ、全ての不良品を的確に検出・排斥します。
タッチパネルでの品種設定画面を用いて、オペレーターは容易に装置の設定や操作を行うことができます。

装置の能力

本装置は、1分間に最大200個のカップ味噌汁を検査・排斥する処理能力を持ちます。高速かつ高精度な検査を行うことで、製品の品質保証と出荷前のリスク管理を徹底することが可能です。

詳細

独自性: 本装置は、最新バーコードリーダーを使用し、複数の製品に対応可能な設計が施されています。また、排斥機構にはPLCとセンサーを追加し、検査精度を高めています。
安全性: 操作パネルには直感的なタッチパネルインターフェースを採用し、オペレーターの誤操作を防止する安全設計が施されています。また、全体が安全カバーで覆われており、作業者の安全も確保されています。
動作フロー: 製品がコンベア上を搬送される際に、バーコードが瞬時に読み取られ、エラーが発生した場合は即座に排斥されます。排斥対象のワークは転倒や上蓋の外れた製品も含み、品質管理の徹底を図ります。

機械寸法

全体寸法: 長さ620mm × 幅590mm × 高さ1300mm

アピールポイント

「バーコード検査装置」は、既存の製造ラインに容易に統合できる設計が特徴であり、追加のインフラ工事を最小限に抑えます。
さらに、消耗品やメンテナンスが必要な箇所が少ないため、運用コストの削減にも寄与します。
装置の納入後は、1年間の保証期間が設定されており、稼働8時間/日を基準としたサポートが提供されます。

担当者より

「この装置を導入してから、製品の検査精度が飛躍的に向上し、不良品の出荷がゼロになりました。」という喜びの声を頂いております。
イシダテックは、これからもお客様の品質管理を強力にサポートし、製品の信頼性向上に貢献してまいります。
ご興味がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。